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始まりの始まりも、今はじまったばかり【二】-(9)2012年7月14日 (土曜日)

2012年7月14日 (土曜日)

始まりの始まりも、今はじまったばかり【二】-(9)


2012年6月29日金曜日、霞が関の首相官邸前の原発再稼動反対の市民デモは20万人を超えた。畏友目良誠二郎は夫婦ともどもこのデモに参加し、その感慨をこう歌い、デモに参加できなかった私たちにも伝えてくれた。
               

◆目良誠二郎2012年6月29日日々歌ふ

停滞の長きにあれど 列島に抗ふ民の甦りたり

怒りもて十数万の文字通り 市民囲みぬ官邸を

組合旗政党旗なし官邸を 無数の市民怒り囲みて

投石もアジ演説ももはやなく 自ら集ふ無数の市民は

サイカドウハンタイ叫び 幼児まで親と歩みき違和感もなく

つれあひと吾ら二人も加はりぬ 抗ふ民の数多のなかに

晶子聞けつひに来るか 列島に待ち焦がれゐし 山の動く日

◆広瀬 隆は<6月29日は歴史に残る日本人決起の日となった>と書き、≪正しい報道ヘリの会≫は上空からのヘリ空撮で甲子園を埋め尽くす観衆の四倍の市民がペンライトをりかざす空前の情景を世界に報道した。かくて金曜日は首相官邸を怒れる市民が囲み異議申立てを叫ぶ日、霞が関オキュパイ抵抗行動の日となった。

◆≪田中龍作ジャーナル≫は翌週金曜日7月7日の報道でこう書いている。
<方々から駆けつけた参加者で枠の中は一杯になった。宮崎県から飛行機で訪れた男女2人組は「前回(6月29日)の集会をネットで見て居ても立ってもいられなくなって来た。歴史を変えるために来た」と頬を上気させた>。はからずも「歴史を変えるんだ」という言葉が吐かれたのだ、<山は動いた>。

◆金子 勝さん(@masaru_kanekoはツイートする。<松下東京農工大学教授による「紫陽花革命」の分析。シングルスローガン、動員図式はなく、幅広い年齢層と子連れの母親の参加、ソーシャルネットワークと実況中継、警察とのいざこざがない、など。市民参加の新しい風です。今晩には雨がやむといいと思う。http://blog.goo.ne.jp/nazohige

◆また、<昨日(7月6日)、雨にもかかわらずたくさんの人がカッパや傘をさして官邸前の抗議行動が行われた。紫陽花ですから雨ニモマケズ…。 http://goo.gl/TqLUA >。
<広瀬隆氏の呼びかけで、カンパでヘリコプターを飛ばし撮影するのも継続されるようです。 >。
<官邸前の抗議行動は少しも衰えていません。主催者発表で15万人。警視庁調べは1万1千人→1万7千人→2万1千人と増えています。坂本龍一さんも参加しました。http://www.asahi.com/national/update/0706/TKY201207060626.html>。「これからも参加します」という人が多い。>。

◆頭をかすめる情景がある。政治権力は警察やマスコミを使い、反原発を唱える人々を極左暴力集団扱いしてきたという。左翼といわれる勢力が反原発を自らの運動の“道具”に使っていたこともあるのだろうか? だが、3.11-福島の事故を経て、局面は大きくかわった。普通の父ちゃん、母ちゃん、お兄さん、お姉さんが、気軽に「原発はいらない」と口にし、集会やデモに参加するようになった。

◆そして、こういうことも起こった。大飯原発のゲートの前に6月30日から7月2日未明まで集まった庶民たちは最後まで非暴力で機動隊になぎ倒された。機動隊がジワジワと押し込んでくると、女性たちは天に祈りを捧げ始めた。また、こういうことも起きた。機動隊が増強されると、いのちのシンボルである男根が登場した。神社の御神体らしく黒光りしていた。反対派がオキュパイした一角では{命を守れ」のシュプレヒコールが繰り返され、生命創造のシンボル男根の御神体が登場し、祭りだ。パーカッションの情熱的なリズム。NY中心に全米をまきこむ“Occupy”のノリだ。「再稼動するんだろうが、みんなの目が変わるまで(反原発運動を)やる」、京都から駆けつけた母親はケレン味なく言った。

◆もうひとつ。7月7日夕、福島を訪問した野田首相を県庁前で待っていた女性たちの姿があった、「お話がしたい」と。が、警察官に阻止された。三春町の武藤類子さん、東電と政府を刑事告訴している告訴団長は言った。「野田さんは何しに来たんだべ。福島県民の声をちゃんと聞かず庁舎の中に入ってしまうのは、バカにされてるみたいだ。再稼動は正気の沙汰とは思えない。福島の事故が大変な事故だという認識がないのではないか。再稼動は福島の事故をなかったことにしたいということ。私たちは本当に怒っている」と、郡山市議会の駒崎ゆき子議員はいった。                               
                      
                      (2012年7月8日)


『参考』
目良誠二郎 「自立した『普通の市民』による『非暴力直接行動』をも含む
『非暴市民的抵抗(不服従)』について」 非暴力による平和を

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